■私の絵のこと いろいろ

最近、自分の絵は「写実」なんだろうか?と考える場面がありました。
(ここで言っている写実は、「本物そっくり」「超リアル」の意味です)
私自身は写実を意識しているというよりも、「絵」なんだから「絵でありたい」という気持ちが強かったりします☺️

そこで、今回は、自分が何をどう描きたいと思っているのか、書き残してみようと思います。

【好きな画家から考える】

私が好きな画家は、コロー/ミレー/ゴッホ…と印象派だったり、
日本人では、田中一村/高島野十郎/速水御舟/篠田桃紅
だったりします。

この方々の共通点は何なのか、どこに惹かれているのか、を考えたことがあります。
そんなときに川口和子さんという横浜で絵を描かれている方を知りました。
その方の絵には日々の生活の中にある平和や幸福感があります。
それを感じたときに、今まで好きだと挙げていた画家たちに共通して感じているのが「そこにあった景色や感情を描いている」ことだと気付きました。

技法が好きなのではなく、描こうとしたもの、描くスタイルに憧れているのだと。
だから、私自身も「現代」を描いているんだと。

【どうして描くのか】

自分の世界は近所を行き来するくらいの小さなものですが、その中にも「素敵と感じる場面」や「美」が存在しています。
それらを描き留めたいと思っています。

ちなみに…私は写真が下手です。
綺麗と感じたように撮れないんです💦
写真の上手い人が撮ると全然違いますよね。
写真を見るのは好きなんですが…。

見えたように撮れないと感じているのは写真の撮り方が下手なこともあるけど、眩しいのが苦手だからもしかして景色が人より明るく見えてしまっているのかもしれません。

絵では私が見たように描けるし、そこから感じたイメージを入れることも出来ます。
だから描きたいんです。
そして、あくまでも私が見えたように感じたように描こうと思っているので、ここが「写実ではない」と思う理由です。
(印象派、ポスト印象派の時代の「写実」という意味であれば、「写実」ですね)

【今までも これからも】
絵の最初は、祖父(教師)が絵を描く人だったこと。
私が通った幼稚園がアートに力を入れていたこと。
こういった幼少期だったせいか、いつも身近にあって大切にしたいことが絵でした。

一時期は、美術系の学校に行かなかったから、もう絵のことは出来ないんじゃないかと思って離れていたこともあります。
その時に気付いたのは、絵以外で自分を表現するのがとても下手であるということでした。

絵も上には上がいて、実際まだまだだし、ひたすらずっと勉強だけど、“絶対に好き”という気持ちがあることにも気付きました。

好きと思う気持ちを無くさないようにしながら、周りの素敵を描いていきたいと思っています。

長文をお読みいただき、ありがとうございました✨

Ito Natsumi

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