【無題展】ありがとうございました!

「無題展/Untitled Exhibition」が12日に無事終了しました。

ご来場の皆さまにタイトルを考えていただく
この展示、いざ考えようとすると絵の中に
あるアイテムが気になり出したり、色が気に
なったり…と、なかなか考えさせられるもの
で、とても面白かったです。

ついついすぐ答え合わせがしたくなったり、
普段も最初からタイトルを見て簡単に通り
過ぎてしまったりするので、じっくりと
見るという事を改めて楽しめました。

合同会社日本文藝様のhpでは、「無題展」
の作品がまだ暫く掲載され、「無題」と
なっていた作品名が、
皆さまに考えて頂いたタイトルの中から選ばれたものや、作家様の思うタイトルに変更
されます。
https://bungeigarou.official.ec


私も頂いたタイトルから選ばせていただきました。

◆女の子の方は
「雨上がりの思い出」にしました。
これは、コロナ禍で外出自粛の中、以前
遊びに行った日を思い出し、今の状況が
少しでも良くなることを願っている様子
を描きました。
思い出して悲観するのではなく、元気を
取り戻していくような、前向きな思いに
したくて長靴の色はピンクにしています。
貝殻からは明るい音が聞こえているので、
背景には花が咲いています。
雨上がり…雨が過ぎ、清々しい空気が広がる
感じのする言葉で、絵に込めた想いを深めて
れるように思いました。


◆たんぽぽの綿毛の方は
「またいつか」
たんぽぽの綿毛には「別れ」という花言葉
があります。
友人が遠くに引っ越してしまうことに対し、
寂しかったり不安だったり、でも会おうと思えばまた会えるんじゃないかと思ったり…
沢山いろんな事を考えている子を描いてい
ます。
大人になれば、自分のその時のステージで
出会いがあり別れがあると、もう知ってる
けれど、学生のうちはとても大きな出来事
に感じるもので、その時の心の動きが人を
成長させていくように感じました。


ご来場くださった皆さま、
webから見てくださった皆さま、
展示にご尽力くださった合同会社日本文藝様、
本当にありがとうございました!

Ito Natsumi

伊藤夏海の絵 【展示】 ◼︎2025.02.13〜02.18 『第56回 練馬区民美術展』(前期) 練馬区立美術館2階  常設展示室および一般展示室

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